診療ブログ
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皆さんこんにちは!
大船こどもとおとなのクリニックです。
8月も下旬を迎えまだまだ暑い日が続くものの、少しずつ秋が近づいてきています。
秋は紅葉が楽しみな季節でもありますが、大船周辺の紅葉スポットと言えば「日比谷花壇大船フラワーセンター」や「円覚寺」が有名ですね。気温も過ごしやすい秋が近づくこの季節は、気管支ぜんそくや咳ぜんそくが悪化しやすい季節であることをご存じでしょうか。
気管支ぜんそくや咳ぜんそくの悪化要因としては以下が挙げられます。
1)気温の低下
秋は気温が下がりやすくなります。また、夏から秋にかけての時期は、気温の寒暖差が大きくなります。ぜんそくの発作は、気温が下がる夜中から朝方にかけて出やすくなりますので、寝冷えにも注意し暖かくしましょう。
2)空気が乾燥しやすい
気温が下がると、湿度も下がり空気が乾燥します。乾燥した空気中では風邪の原因ウイルスの活動が活発になり、風邪をひきやすくなります。手洗い、うがいや、マスクの着用で風邪を予防しましょう。冬に流行するインフルエンザもぜんそく悪化の要因になります。インフルエンザワクチンの接種も忘れないようにしましょう。
3)夏に増殖したダニの糞や死骸が多くなり吸入してしまう
ダニは夏に増殖します。秋にはダニの糞や死骸が最も多くなり、ハウスダスト(ほこり)の主成分となります。吸い込んでアレルギー症状を引き起こすのは生きているダニではなくダニの糞や死骸のため、ダニアレルギーはダニが活発に活動する夏よりも、糞や死骸が舞う秋によりひどくなるといわれています。
4)疲れやストレス
夏の暑さからくる「夏バテ」もぜんそくを悪化させる要因になります。十分に休養を取り、体調管理に努めましょう。
このような原因によって、これまでぜんそくを持っていない場合でもこの時期に発症する場合があります。
また、もともとぜんそくを持っている方は悪化しやすい傾向がありますので特に注意が必要です。
ただし、小児ぜんそくはきちんと治療をすれば60%~70%は治る病気だと報告されています。
当院では、ぜんそくの治療を行っていますので、風邪の後に咳だけが長引いていたり、熱はないものの咳だけが出ているなどの症状があれば、お気軽に受診ください。
(2024年8月24日)
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