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夏に増えやすい水いぼに要注意

皆さんこんにちは!
大船こどもとおとなのクリニックです。

8月に入り夏本番の暑さが続いていますね。お子さんがプールに入る機会が増えるこの季節によく聞くのが「水いぼ」ではないでしょうか。今回は夏に増えやすい水いぼについてお伝えします。

水いぼとは、伝染性軟属腫ともよばれ、伝染性軟属腫ウイルスが皮膚に感染して起こります。特に5歳以下のお子さんでよく見られます。
接触感染でうつり、触ってから2~6週間後に症状が出ることが多い疾患です。

つまり、水いぼを触って、他の部分を触るとうつるということです。水いぼは、基本的に痒みを伴いませんが子どもは気になって触ったりしますので移り広がることが多いです。
また、多くの保護者の方から「プールには入ってもいいの?」とご相談をいただきます。プールに入るだけでは感染しませんが、衣類を着用していないプールでは肌が接触する機会が増えますので注意が必要です。加えて、ビート版やプールの遊具を共有するとうつりますので、予防の意味でも「水いぼがあるとプールに入れない」という園や学校は多いようです。

水いぼをうつさないようにするためには?
・水いぼができた個所をガーゼやバンドエイドで覆い接触しないようにする。
・プールの遊具やタオルを共有しない。
・触ってしまったらすぐに洗う。
・プールに入った後はしっかりシャワーを浴びる。

水いぼは触ると広がってしまい治療箇所も増えてしましますので、早めに受診するようにしましょう。当院では、水いぼの治療を行っていますので、ご不安な際は気軽に受診ください。

(2024年8月13日)

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